打撃不振だった前川右京選手も交流戦後半から1軍に昇格し、スタメンで使われるかなと思いきや、代打での出場のみでサードの佐藤輝明選手がライト、ライトの森下翔太選手がレフトのままでした。
交流戦も終わって4日間の休日も挟んだことで、交流戦明けから前川右京選手をレフトで起用し、サードに佐藤輝明選手、ライトに森下翔太選手を戻すかなと思いきや、藤川監督は前川右京選手をスタメンで使わないままでヘルナンデス選手や糸原選手を使っています。
藤川監督は前川右京選手が嫌いでスタメンで使わないのでしょうか？
藤川監督は前川が嫌い？スタメン起用しない理由はなぜ？
藤川監督は前川右京選手のことを嫌いとかそういうのはないにしろ、気に入られてはないように感じます。
藤川監督はピッチャー出身の監督で、しかもクローザーだったことから、攻撃面よりも守備面を重視して、前川右京選手の肩の弱さや守備範囲などレフトの守備にかなりの不満があり、スタメンを外していると思います。
木浪選手も甲子園の大歓声でプレーするとポロポロエラーをするから、自分なら絶対小幡をスタメンで使うと評論家時代から熱弁していたので、レフトに前川選手を使うのは不安なんでしょう。
センターの近本選手も守備範囲は広いものの肩が弱く、レフトに前川選手を入れると、外野の守備で肩が強いのは森下選手だけになってしまうので、肩の強い佐藤輝明選手をライトに持ってきて、レフトに同じく肩の強い森下選手を入れているのでしょう。
前川選手がオープン戦のような活躍をすれば、開幕当初のように6番スタメンで使うと思うのですが、打撃フォームも安定していないのが現状で、今の段階でヘルナンデス選手や糸原選手を入れた方がいいと判断しているのかもしれません。
サトテル選手のサードの守備が去年のようにエラーしまくっているのならまだ分かりますが、今年は昨年よりもサードの守備が上手くなり、エラーも少なく安定しており、阪神ファンは納得していないのが現状。
特に、打撃面で6番に前川右京選手を入れるのと小幡選手やヘルナンデス選手を入れるのでは、全然違いますからね。
他に考えられるのは、岡田前監督のカラーを消して自分の色を出していきたいのかなと。
落合さんが開幕前に前監督のいいところを変えてまで自分のやり方をやろうとすると上手くいかないと言っていましたが、今まさにそうなりつつあると思います。
岡田監督がスタメンで積極的に起用していた木浪選手も2軍に降格、梅野選手もスタメンマスクを被る頻度が激減、代打の切り札だった原口選手も一向に1軍に上がってくる気配がありません。
藤川監督は岡田監督は大恩人であり、岡田野球を継承すると建前では言いながら、メンバーの固定を止めて、複数ポジションをやったり、外野からの中継プレーをキャンプの時から廃止したり、自分のやり方でペナントレースを制したいという気持ちが強いのかもしれません。
藤川監督と前川右京まとめ
- 嫌いとかそういうのではないものの、ピッチャー出身の監督でしかもクローザーだったことから、肩が弱く、守備範囲の狭い前川右京はよほどの打撃成績を残さない限り、スタメンで起用したくない
- 岡田前監督の色を消して、自分のやり方でペナントレースを制覇したい気持ちが強く、前川右京選手のみならず、岡田監督時代によく使われていた木浪、梅野、原口など出場機会が激減している
以上、藤川球児監督が前川右京をスタメンで使わない理由についてまとめました。
前川右京選手は代打でズバ抜けた成績を残すか、誰かしら怪我人が出る等しないとこのままだとスタメン出場は回ってこないかもしれません。
レフトには前川選手の他、長打力のある井上広大選手もいるので、今のままだと2人の未来がなくなってしまうので、もう少し柔軟に選手起用をして欲しいと思います。
