毎年熾烈な争いが繰り広げられる年末の風物詩ともなっている全国高等学校駅伝競走大会。
2024年は12月22日(日)に実施されます。
男子の部は、数年内に関東の大学に進学し、箱根駅伝で活躍することが期待される高校生ランナーが多く出走することから、非常に注目度の高いレースとなっています。
今年はいったいどこの高校が優勝するのでしょうか?
全国高校駅伝男子優勝候補予想2024!ベスト4も!
まず、ベスト4に入りそうな高校について4校書きます。
佐久長聖高校(長野県)
2023年大会で日本人選手だけで2時間1分00秒の大会新記録を樹立し優勝を果たしました。
2024年も予選タイムで2時間3分27秒と他校を大きく引き離しており、5000mのチーム平均タイムは13分50秒と全国最速です。
エースの濱口大和選手は5000mを13分38秒で走る驚異的なスピードを誇り、他にも13分台の選手が複数揃っています。
また、近年の大会では2時間1分台の決着が多く、佐久長聖高校の持つタイムはその中でも圧倒的に有利だと思います。
さらに、昨年の優勝経験が選手たちに自信を与え、厳しいレース展開でも精神的な強さを発揮することができると思うからです。
仙台育英高校(宮城県)
今年6月に行われた全国男鹿駅伝競走大会では、Aチームが優勝、Bチームが2位と圧倒的な成績を残して他校を圧倒しました。
去年の全国高校駅伝では8位と悔しい思いをした分、思いは強まっているはずです。
前回のメンバー4名が残り、留学生のエリウッド・カヒガ選手は大きく力を伸ばし、先日の日本体育大学記録会でも10000mで好記録をマークし、臨戦態勢です。
インターハイ5000mで10位に食い込んだ近江亮選手も今季好調で、エース区間で戦える力を付けました。前半から好位置に付け、カヒガ選手で抜け出す展開となると、優勝が見えてきそうです。
洛南高校(京都府)
近畿大会で2時間4分20秒という好タイムを記録し、優勝争いに加わる有力校だと思います。
5000mのチーム平均タイムは14分13秒で全国10位ですが、昨年の全国大会経験者が5人残っているため、後半区間での粘り強さが際立つと思います。
経験豊富な選手たちが揃うことで、序盤からリードを奪い、中盤以降の区間でも安定感を保つことができるでしょう。
また、開催地が地元京都である点も選手たちのモチベーションを高める重要な要素です 。
洛南高校は、日本人選手のみの編成ながらも、他校に負けない戦略的なレース展開が期待されると思います。特に序盤から中盤の展開次第では、優勝の可能性が一気に高まるでしょう。
世羅高校(広島県)
今年の参加メンバーについても調べてみたところ2023年の高校駅伝でベストタイムを保持している土間董哉、アントニー・ムトゥリその他にも高田悠河や赤繁咲多、三谷虎太郎といったそうそうたるメンツが揃っており、優勝候補最有力の佐久長聖高校に劣らない顔ぶれが揃っています。
優勝回数も11回と実績も豊富で、青学の原貢監督がアドバイザーを務めていることから短期決戦に強いチームであることは間違いないでしょう。
この中で最も優勝に近いのは、佐久長聖高校だと予想します。
昨年の全国高校駅伝は長野の佐久長聖高校が大会新記録で6年ぶり3度目の優勝を果たしましているのもそうですし、一昨年も準優勝と直近の成績が最も高いので、本番に頭一つ抜けて強いと思うからです。
個々の選手の能力も高いですし、チーム全体としての結束力が強く、各区間における安定感においても群を抜いていると思います。
全国高校駅伝男子優勝候補予想2024まとめ
- 長野県の佐久長聖高校が優勝最有力候補と予想
- ベスト4に佐久長聖のほか仙台育英、洛南、世羅高校が入る予想
以上、全国高校駅伝男子で優勝しそうな高校をまとめました。
今年から58校での大会となり予想も難しいのですが、優勝候補として今年も長野の佐久長聖高校が筆頭に挙げました。
とは言え、ベスト4に挙げた4校はどこが優勝してもおかしくないぐらい戦力は均衡していると思います。