夏の甲子園で毎年問題になるのが選手の熱中症対策で、8月の1番暑い時期に野外球場は過去過ぎる!ドームで高校野球をやればいい!とかナイターに変更すべき!という意見が必ずと言っていいほど出てきます。
夏の甲子園のシーズンは灼熱の暑さで気温も35℃を超え、40℃前後になることもありますが、甲子園球場のベンチにはクーラーが効いているのでしょうか?
甲子園球場のベンチはクーラー(エアコン)が効いてる?
以前、巨人の原辰徳前監督が記者に甲子園の暑さについて聞かれていましたが、以下のように答えていました。
外は蒸すけど、ベンチの中はね。甲子園の待遇はいいんだよ。
これはどういう意味なのか?と言うと、甲子園球場のベンチの中にはクーラーが常備されており、スポットクーラーも完備、さらにはドリンク飲み放題のクーラーボックスもあり、さらにはユニフォームを着たまま入れるアイスルームも設置し、快適になって来ています。
以下のように写真を撮ってくれている人がいました。
現在の甲子園球場、ベンチの後ろ全幅に渡ってクーラーが並んでいるのがわかると思う。もちろんドリンクボックスも完備である。プロ選手も使う球場なのだから設備的には当たり前だと思うけども #甲子園球場 #高校野球 #熱中症 pic.twitter.com/DA526FnbGE
— PMFむつらぼしΣ (@MiyaPPOTEZ540) July 23, 2018
サッカーやラグビー、ゴルフなどのスポーツと違い、野球は攻撃の間は選手や首脳陣はベンチにずっと待機しており、ずっとグランドに立っている訳ではないので、甲子園球場でも熱中症対策は可能な限りしているのです。
また、2023年の夏の甲子園から5回終了後に10分間のクーリングタイムが設置されることになり、選手はベンチの中で涼んだり、水分補給をする時間が設けられるので、甲子園での熱中症対策はさらに強化されています。
そういう意味でもプロが本拠地としても使う甲子園球場は野外球場の中では万全の熱中症対策がされています。
甲子園球場の熱中症対策まとめ
- 甲子園球場ではベンチ後方にクーラーがあり、さらにスポットクーラーも設置しているので、外は蒸し暑くでもベンチの中は十分な熱中症対策がされている
- 2023年夏の甲子園から5回裏終了後に10分間のクーリングタイムがあり、選手全員ベンチの中で涼みながら、水分補給も出来るようになった
以上、甲子園球場のベンチの中のクーラーの設置や熱中症対策について調べてみました。
甲子園よりも地方大会の予選の7月末の終盤戦が最も過酷で、扇風機すらない球場もあったりするので、地方球場のベンチの中にもクーラーを入れたり、メディアがもっと取り上げらるなどして、もっと熱中症対策をするべきだと私は思います。
で、甲子園では意外と熱中症対策はしっかりとされているので、過度の心配はする必要はなさそうだと思っていたのですが、2023年の夏の甲子園では初戦から土浦日大の外野手が熱中症で担架で運ばれるという事態も発生しました。
甲子園ではベンチだけでなく今後本当にナイター実施する等改革すべきだと私は思います。