第61回全国大学ラグビーフットボール選手権大会の出場校が決定しました!
関東大学対抗戦Aリーグからは早稲田大・帝京大・明治大・慶應義塾大・青山学院大の4校、関東大学対抗戦Bリーグから大東文化大、東洋大、東海大の3校。
関西大学ラグビーAリーグから天理大、京都産業大、近畿大の3校。
九州学生ラグビーリーグから福岡工業大、北海道・東北地区代表から八戸学院大、東海・北陸・中国・四国地区代表はIPU環太平洋大学が出場。
前評判では五郎丸選手がいた2007年以来17年ぶりに全勝優勝した早稲田大学の評判が高いですが、いったいどこの大学が優勝するのでしょうか?
全国大学ラグビー選手権優勝候補予想2025!ベスト4も!
最初に、優勝候補の4校をまとめたいと思います。
●早稲田大学
関東大学対抗戦で7戦全勝。
今年は特に、攻撃と守備のバランスが素晴らしいチームです。
例えば、FB矢崎由高選手やCTB野中健吾選手、福島秀法選手の個々の活躍が光り、試合の流れを大きく変えるプレーを見せています。
また、HO佐藤健次主将のリーダーシップはチーム全体をまとめ上げ、相良監督の柔軟な采配により、相手チームに応じた戦術変更が可能となり、どの試合でも安定感と大胆さを発揮しています。
早稲田大学のチームは、個々の実力とチームワーク、そして監督の戦略が一体となり、常に冷静かつ鋭いプレーを見せることができます。
今シーズンに留まらず、早稲田ラグビーは黄金時代の到来を予感させるような強さで優勝候補最有力校です。
●明治大学
関東大学対抗戦で5勝2敗で3位という成績でしたが、全勝の早大に27対24と最後の最後までどっちが勝ってもおかしくないような試合展開だっただけに、大学選手権で優勝出来る可能性はあると言えると思います。
前へというスローガンのもと、積極的なプレースタイルを追求し、特にFW陣の強さが目立ち、セットプレーでの優位性は他大学を圧倒しています。
副将のCTB秋濱悠太選手を中心に、攻撃の形が少しずつ整っており、チーム全体の攻撃力が強化されています。また、主将の木戸大士郎選手やFL利川桐生選手により、チームの士気の高まりに注目。帝京大学戦での敗北を糧にして、さらなる成長が期待され、巻き返しの力が十分に備わっていることが感じられます。
神鳥監督もどんどん強くなってきていると手ごたえを感じており、大学選手権でリベンジを果たすかもしれません。
●帝京大学
関東対抗戦では早稲田に敗れたものの、6勝1敗で2位、さらには直近3年連続優勝を果たしており、帝京大学は大学ラグビー界で絶対的な王者といえる存在です。
岩出雅之前監督から相馬朋和監督に交代しても、戦術的な完成度は揺るがず、選手の質も非常に高いです。
今年もスクラムやラインアウトなどのセットプレーの安定感が抜群で、フォワードとバックスの連携がスムーズに進化しています。
また、後半に試合を決定づける勝負強さは他校を圧倒しています。
チーム全体で細かいミスを減らし安定したプレーを見せているため、優勝候補の1つ。
●天理大学
関西大学ラグビーAリーグで3年連続優勝の京産大を倒し、4年ぶりに優勝を決めた天理大。
今年は主力選手で昨年の大学選手権でもレギュラーだったQTBの上野颯太選手が突然の訃報により大きな戦力ダウンがあったものの、その後、チーム全員が一致団結して、試合をこなすごとにどんどん強くなって来ており、大学選手権でもさらにその力を発揮できるんじゃないかと思われます。
今年の天理は4年前の全国制覇したチームと遜色ないぐらいのチームに仕上がっており、とにかくディフェンスがしっかりしているので、早稲田や帝京にも勝てるぐらいのポテンシャルはあります。
全国大学ラグビー選手権優勝候補予想2025まとめ
2007年以来17年ぶりの関東対抗戦全勝の早稲田大学、3年連続NO.1で実績のある帝京大学、早稲田に惜敗したものの総合力のある明治大学、関西NO.1でディフェンスの強い天理大学の4校がベスト4に入ると予想しました。
どこの大学が勝ってもおかしくないですが、この中で最も優勝に近いのがやはり早稲田大学だと思います。
特に、今年の早稲田のFWの完成度がすばらしく、攻撃力で他を圧倒しているからです。
2025年の大学ラグビー選手権の準決勝は2025年1月2日(木)国立競技場、決勝は2025年1月13日(月)秩父宮ラグビー場で実施されます。
ラグビーファンは絶対に見逃さないようにしてください。