夏の高校野球の全国大会と言えば甲子園ですが、熱中症対策として今年から一部の日程で午前と夕方の2部制が採用されるなど動きがみられるようになりました。
他に、ゲーム途中でのクーリングタイムというのも昨年から採用しています。
そんなことより、8月の1番暑い時期に甲子園で高校野球をやるのは熱中症にもつながる、甲子園を止めて京セラドーム大阪で開催すべきと色んな意見が飛び交っています。
いったいなぜ高校野球全国大会は京セラドーム大阪に変更できないのでしょうか?
夏の甲子園を京セラドームに変えない理由はなぜ?
まず、甲子園球場が高校球児にとって神聖化しているということ。
甲子園は世界で3番目に歴史のある球場らしく、日本では最も古い伝統ある球場です。
甲子園球場にいざ入ってあのグラウンドを見ると、野球ファンじゃなくても感動させられるほどの綺麗な景色がそこにあります。
実際のところ、高校球児に某新聞社がアンケートを取ったことがあるのですが、そこではおよそ95%の高校球児が甲子園でプレーしたいという意見で京セラドームで試合をしたいという高校球児はわずか5%しかいないというデータがしっかりと出ていました。
他に、甲子園球場は天然芝の球場なので、ケガがしにくく高校球児にとっても安全にプレーが出来るという点で人工芝のドーム球場では開催できないという意見もあります。
人口芝は足にかなり負担がかかることや、高校球児は普段人工芝でプレーすることなんてないので、やはり慣れた環境で安全にプレーが出来る甲子園球場の方がベストでしょう。
それから、甲子園球場は無料で高野連が2週間借りられるそうなのですが、京セラドームにすると莫大な使用料がかかってしまうので京セラドームで試合をするのは難しいということです。
あと、甲子園に出場したからには甲子園球場の土を持って帰りたいという選手も今も多いようなので、京セラドームで試合をするのは反対という意見も多かったです。
最後に炎天下で熱中症の危険性があると言われている甲子園ですが、ベンチやロッカールームに冷房が完備されており、そこまで熱中症の危険性は高くないということでした。
高校野球を甲子園から京セラドームに変えない理由まとめ
- 高校球児にとって甲子園球場は神聖化しており、実際新聞社が取ったアンケートでも95%の人がセンバツも夏も全国大会は甲子園で行うべきというデータが出ている
- 人工芝でケガする可能性が通常よりも高い京セラドームより甲子園球場の方が天然芝で高校球児にとって安全にプレーできる環境が整っている
- 甲子園球場は2週間無料で借りられるが京セラドームにすると莫大な使用料がかかる
- 甲子園出場記念に甲子園球場の土を持って帰りたい選手が多い
- 甲子園球場のベンチやロッカールームには冷房が完備されており、熱中症の危険性も低い
まとめるとこのようになりました。
色んな意見がありますが、やはり高校野球は甲子園球場でやるからこそ意味があるのでしょう。