毎年年末年始に開催される全国高校ラグビー大会ですが、大阪府代表のみ3校出場枠があり、第1代表から第3代表まであります。
人口の多い東京都で第1代表と第2代表の2校、北海道で南北海道と北北海道で2校出場枠がありますが、大阪府より人口の多い神奈川県では1校のみで、他の都道府県は各1校しか出場枠はありません。
なぜ、大阪だけ3校も出場枠があるのでしょうか?
高校ラグビー大阪代表3校の理由はなぜ?
今から30年ほど前までは大阪も東京や北海道と同じように2校しか選出されませんでした。
しかし、大阪のラグビー競技人口が他府県に比べて圧倒的に多いことや、大阪工業大学高校(現常翔学園)や啓光学園高校(現常翔啓光学園)、東海大仰星高校等大阪の強豪校が毎年のように決勝進出し、優勝争いをしていたことで、強さも他府県と比べて群を抜いていたことから大阪の出場枠が2校から3校に増えたようです。
さらに、全国高校ラグビー大会の試合会場は大阪府東大阪市にある花園ラグビー場で開催されることから、地元大阪の出場校を増やすことで、ファンが近鉄電車に乗って花園まで応援に行くので、観客動員数も増加するし、収入面も増えるからだと言われています。
ラグビーの聖地が東大阪にあるので、大阪には少年ラグビーチームも昔から多数存在しており、大阪の小中学生は小さい頃からラグビーに触れる機会も多いです。
その影響で、大阪代表が高校ラグビーにおいてどうしても昔から強いということになります。
大阪だけでなく、京都も伏見工業や花園高校、京都成章高校が強いですし、奈良県も天理高校や御所実高校が相当強く関西はラグビーがそれだけ盛んだということ。
高校野球も大阪なら昔はPL学園が圧倒的な強さを誇っていましたし、今では大阪桐蔭、履正社が圧倒的に強いので、大阪は昔から高校スポーツの盛んな街であると言えます。
高校ラグビー大阪代表3校の理由まとめ
- 昔は大阪代表も2校だったが、大工大高校や啓光学園など毎年のように決勝進出し、強さが他府県に比べて群を抜いていて強かったことや大阪府の高校生のラグビー競技人口が多いことから、3校に増えた
- 高校ラグビーの全国大会は東大阪の花園で開催される為、大阪の代表校を増やすことで、ファンは近鉄電車に乗って花園まで応援に来るので、集客面や収益面でも好都合
- 大阪には少年ラグビーチームが多数存在し、小さい頃からラグビーに触れる機会が多い
高校ラグビーで大阪のみ出場枠が3校の理由についてまとめてみました。
これには賛否両論どうしてもあるみたいで、大阪の出場枠を2校に減らして、神奈川県や福岡県の出場枠を2校にしろ等色んな意見があるようです。
私の個人的な意見としては、大阪はそのまま3校にして、神奈川、福岡、愛知の出場枠は2校あってもいいと思います。