春のセンバツ優勝校で今夏の甲子園でも優勝候補筆頭候補とも言われていた横浜高校をタイブレイクの末勝利し、ベスト4に進出した県立岐阜商業高校。
県立と名前に付いているように県立岐阜商業は公立高校です。
高校野球と言えば、公立よりも私立校が強く、ましてベスト4に残るなんて異例のことだと思います。
いったいなぜ県立岐阜商業野球部はここまで強いのでしょうか?
県立岐阜商業高校野球部は公立なのになぜ強い?理由まとめ!
東京や神奈川、大阪、愛知、福岡、兵庫など人口が多い大都市ほど、スポーツ推薦などで中学野球で活躍した優秀な中学生が入って来るので、どうしても私立高校が強いです。
勉強においても東大や京大、医学部、早慶などの合格者は中高一貫の私立が強いです。
一方、岐阜県ではスポーツにおいても勉強においても私立よりも公立高校を受験する地区であり、公立の滑り止めが私立という位置づけです。
県立岐阜商業高校は31回も甲子園に出場しており、夏の甲子園で全国優勝1回、準優勝3回と岐阜では断トツの実績があるので、自ずと岐阜県内の野球の上手い中学生が県立岐阜商業高校を目指して入学して来ます。
また、岐阜県の中学生は地元志向も強く、他県のように甲子園を目指して県外の有力な高校に野球留学で進学するケースも非常に少ないことから、県立岐阜商業高校に県内のトップクラスの中学生が入学するので、自ずと岐阜商業は強くなります。
また、商業高校であるのでOBで会社経営者が多く、裕福な人が多いことから野球部に対する寄付金も集まりやすく、私立の強豪校に引けを取らないほど野球施設が充実しています。
さらに、県立岐阜商業は野球部だけでなく、スポーツのどの学部も全国大会に出場するほどのスポーツの強豪校でもあるので、やっぱりいろんな環境面から自ずと強くなるんだと思います。
あと、監督が藤井監督に交代し、選手が萎縮せず伸び伸びした中でプレー出来ており、最大限力を発揮出来ているという見方もあります。
このように、岐阜商業高校野球部は実績と環境面から岐阜県内のトップクラスの野球の上手い選手が自ずと集まってくれることから、甲子園でも勝てるようになり、これだけ強いようですね。
県立岐阜商業高校野球部が強い理由まとめ
- 岐阜県は関東や関西のように私立優勢ではなく、スポーツでも勉強でも公立校を目指す土地柄
- 県内で野球の上手い子は甲子園に出場する為に、最も実績がある県立岐阜商業を自ずと目指す
- 岐阜県は地元志向が強く、他県のように甲子園を目指して野球留学で県外に出る人は非常に少ない
- OBに経営者が多く、支援も充実していることから、練習施設が充実しており、環境面も抜群
- 野球部だけでなく他の部活も全国大会に出場しており、学校全体のスポーツのレベルが高い
以上、県立岐阜商業高校野球部が公立高校なのに強い理由についてまとめました。
全国優勝もあるかもしれないので、ぜひあなたも注目してみてください。