香川県の尽誠学園高校野球部が9年ぶりの夏の甲子園出場を果たしました。
尽誠学園はあの元メジャーリーガー伊良部秀樹さんオリックスや巨人で活躍したYAWARAちゃんの旦那さんの谷佳知選手の母校で昔から数多くのプロ野球選手を輩出する名門校です。
そんな尽誠学園ですが、昔から大阪代表尽誠学園と呼ばれたり、大阪第二代表尽誠学園と揶揄されるほど昔から大阪出身者が多く、今回の代表メンバーも地元香川県出身者はたった1名のみで、大阪、兵庫など関西出身のメンバーで構成されています。
いったいなぜ尽誠学園はここまで大阪を始めとする県外出身者が多いのでしょうか?
尽誠学園高校野球部県外出身者ばかりの理由はなぜ?
まず、大阪や兵庫で甲子園に出場しようと思ったら、それこそ150校以上の高校が地方予選に参加し、参加校数がめちゃくちゃ多いので、7回から8回勝たないと夏の甲子園に出られません。
一方、香川県では4回から5回勝てば夏の甲子園に出れます。
また、大阪や兵庫の甲子園に出場するような強豪校の場合、スカウトで全国から優秀な選手が集まるので、入れたとしてもレギュラーになれる確率は相当低く、補欠もしくはベンチにすら入れない状況になる可能性が高いです。
そうなるぐらいなら、尽誠学園に野球留学してレギュラーを取って甲子園に出た方がプロ野球選手になれる確率も上がるし、大学進学においても早慶やMARCH、関関同立、近大などに行ける確率が上がるので、将来的に有利になります。
また、尽誠学園は大阪や兵庫からバスで2時間程度と近いので、昔から関西出身者が野球留学で進学するケースが多いです。
何かあれば2時間で帰れる分帰省もしやすいですし、四国の多くの地域では関西式のイントネーションで関西弁に近く、うどんなど食文化も関西の人によって馴染みやすいので昔から大阪や兵庫の選手が野球留学で香川県に行くケースが多いです。
また尽誠学園の監督が大阪出身者が多く、大阪のボーイズリーグやシニアなどとつながりが深いこともこれだけ野球留学が多い理由の1つです。
現在の西村太監督も大阪市出身で自身も野球留学で尽誠学園に進学しており、卒業後は大阪学院大に進学しています。
尽誠学園高校野球部県外出身者が多い理由まとめ
- 大阪や兵庫の強豪校に進学するよりもレギュラーを取りやすく、尽誠に行けば4.5回勝てば夏の甲子園に出られるのでプロからも注目されやすし、大学進学においても有利になる
- 大阪や兵庫からバスで2時間程度と距離的に近い
- 香川県は言葉も関西弁に近く、うどんなどの食文化も関西と近いので馴染みやすい
- 尽誠学園の歴代監督は大阪出身者が多く、ボーイズリーグやシニアなどとつながりが深いので、大阪の中学生が尽誠学園に進学しやすい
以上、香川県の名門尽誠学園高校野球部が関西出身者が多い理由についてまとめました。
今年はワンチャン優勝もあるんじゃないか?と言われているほど強いので、尽誠学園に注目してみてください。